中山薬品が考える医食同源とは

食べること、幸せに生きること
~中山薬品商会が考える薬と食、人との関係〜  
<代表取締役 中山 一郎>


中山薬品商会は、薬品の卸と食品加工を行う会社です。薬品と食品という、”身体にとりいれるもの”を扱いながら、思い至ったことがありました。薬品卸業から始まった会社が、どうして食品加工に取り組むようになったのか。私の思いを、ちょっとだけ聞いていただけますか?

●幸せな人生をおくるために~人と薬の関係

医療技術の進歩や化学の進歩に伴い、日本は大変な長寿国となりました。しかし人間の身体が持つ免疫能力は想像を遥かに超えるものがあり、よほどの大病や外傷でない限り、薬の力に頼ることは決して良いとは言えません。細胞に影響を与える薬の効果は、良い作用もあれば、副作用も必ずと言って良いほどついてまわります。健康に生きてこそ長寿は幸せになりますが、薬に頼りながら生きながらえることは果たして幸せと言えるのでしょうか。健康で長生きするためには、毎日の食生活をバランス良くとり、適度な運動によって体幹を支える筋力を保ち、夢や目標を失わず、心身ともに健康であることが肝要です。つまり健康とは、医療や薬に頼ることなく、我々一人ひとりが自己管理していくことで確実に得られるものなのです。

●化学の知識が持つ可能性~「医食同源」の思想を食文化に

薬に対する知識と食に対する知識を、仕事柄、みなさまより”ちょっとだけ”豊富に持っている関係上、どうやってみなさまにアドバイスしていけるかを考えました。食品加工には、味を整える調味料と衛生的に製品を保つための除菌・保存といった両方の知識が必要です。まさに食品加工は、化学そのもの。薬の作用のために学んだ化学の知識を、伝統や継承によって食文化を支える職人さんたちに、的確なアドバイスとして生かすことができるのではないかと思うようになりました。こんなに化学が発達した現代でも、舌や勘にたよって作られる食品の世界があります。おいしいものを、安心安全に食していただくためのお手伝いをすることが、私の使命だと考えるようになりました。

●函館・北海道の海は資源の宝庫~食がもたらす幸福感

おいしい食事をするためには、素材本来がもつおいしさを味わうことが一番大切ではありますが、元来『さ・し・す・せ・そ』で表される基本の味付けでおいしさを引き出すお手伝いも不可欠です。特に酢・醤油・味噌などの発酵食品は、底知れぬ味の奥深さを演出することが可能です。さらに天然素材から得られる風味や香辛料も、人生を豊かにしてくれます。味のハーモニーを演出し、北海道特有の素材と組み合わせを提案していくことも、私の使命だと考えています。函館は三方を海に囲まれた海洋資源の宝庫であり、北海道は海のもの山のものを豊富に持つ日本の食料基地です。「この自然素材を安心・安全でおいしい食品に仕立て上げて、国内のみならず世界の人々にお届けしていきたい」、今までの経験を経てこのような考えに至りました。特に、函館の海に眠っている未利用水産資源が持つ可能性は無限大です。陸上の森林と同じように、海中にある海藻の林も、ある程度消費しながら適度に太陽の光やミネラルが行き渡らせたほうが豊かに生育します。この海藻の豊かなミネラルと、人間の身体に元気をくれるさまざまな栄養分を、いかにおいしい食品に加工していくか。これもまた、中山薬品商会の大きな担いだと考えています。

「おいしい」は、健康な暮らしの合い言葉。

中山薬品商会は、これからも新たな味を創造してまいります。